iOSと10Hz GPSモジュールによる自動車向けロガー

投稿者: | 2020年4月22日

モータースポーツ愛好者向けのサーキットロガーアプリケーションを開発致しました。
NDA締結案件ですが、クライアント様より一部情報の掲載許可を頂きました。

iPhone等の通常のGPSは1Hz更新な為、詳細な走行軌跡の表示はやラップタイム計測は望めませんが、
リフレッシュレートが10HzのGPSを使用することで滑らかな軌跡表示や正確なラップタイム計測を実現しました。

GPSは部品単体で供給されるため、そのままではiPhoneからアクセスできません。
(今回使用したGPS受信機 u-blox M8)
今回の事例ではESP32マイコンを使いGPSユニット化しました。
BluetoothでiPhoneと接続することで、市販のGPSユニットと同等に扱えます。
また一般にublox製GPSユニットを10Hzで使用するためには、ublox提供の専用windowsアプリケーションから更新レートを設定する必要があり量産時の作業コストが肥大化します。

今回の案件では、ESP32から更新レート設定を行えるように致しました。

ESP32でのGPSユニットのハードウェア設計、ESP32側ソフトウェアも併せて開発致しました。

(画面は開発中の物です。)

iOSアプリ プロトタイプバージョンのスクリーンショット
ESP32用基板も設計しました
6軸加速度センサー系ハードウェア検証中
ベースプレートを3Dプリンタで作成し、基板を搭載